ジャズの黒本では素敵なアレンジがしてあるので、頻繁に「裏コード」が出て来ます。
テーマを弾くならともかく、アドリブの時はどう弾けば迷ってしまいますね。
でもその解決策があるので、忘れずにメモしておきます。自分用です。
裏コードが出たら、リディアン♭7しかねえべさ!
例えば「酒とバラの日々」ですと、冒頭の「E♭7」が裏コードです。
本来ここは「A7」なんですよね。D7に向かうファイブワン進行。
(D7というのは、Am7とD7とかに分解可能)
まぁとにかく、元々がA7なので当然ラを♭させたらいかんわけですね。
そんで正解は、E♭リディアン♭7を弾いとけば何とかなります。バッチリはまります。
E♭リディアン♭7は・・・・
ミ♭・ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ♭・ミ♭
です。
ラはナチュラルになってるし、「E♭7」の大事な7度の音である「レ♭」も入っとるがな!
という訳で、アドリブ時はこのスケールを使っとけば間違いありません。
それと酒バラには、最後の方に「B♭7」というコードがありますが、これは分かりやすい裏コードですね。
Bm7(♭5)が来たら、普通次はE7ですからね。元々はE7なわけなんですよ、奥さん。
なのでここでも、例のリディアン♭7を使い倒すわけなんです。もうそりゃバカの1つ覚えと言われようがガシガシ使い倒しましょう。
B♭7のリディアン♭7は・・・・
シ♭・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ♭・シ♭
です。
これなんです奥さん! とりあえずこれ使っておけばジャムセッションでも何とかなりますから!
もう見事に「ミ」はナチュラルになっとるし、おまけにB♭7の「ラ♭」もバッチリ入っとります。もうこれは今すぐ買いです。お電話お待ちしております!
裏コードが出たら、リディアン♭7ですよ!奥さん!
ミクソリディアンの4番目をナチュラルにするって覚えてもいいかもですね。よく分かりませんが(笑)。
とにかく元のコードのルート音を弾けば問題ないよねって感じで、私は弾いています。
あ、それと酒バラには14小節目に「G7」が出て来ますが、これはファイブセブンならぬツーセブンて奴です。
なのでこれは四度進行じゃないので、ここもリディアン♭7を弾くのが一番無難です。
こう考えるとリディアン♭7って、めっちゃ重宝するスケールなのかもしれませんね。
しかし、黒本って裏コード沢山ありますよね。本来何のコードなのかっていうのを把握するのは大事かもです。
なのでシンプルな表記の「青本」も持っておくとベターです。アマゾンとかだと高いのでメルカリで買うのがいいでしょう。
ではでは!