ジャズピアノ聴いてますか?それとも弾いてますか?
最近もぼっちにジャズピアノを弾いている、ほいさです。
さて今回は、ジャズピアノトリオの名盤を紹介しようと思います。お楽しみに。
ジャズピアノ名盤紹介 ビージーアデール「The Real Thing」
ジャズピアニストのビージー・アデールってご存じですか?
日本の歌謡曲もジャズにして演奏してくれていたので、わりと知っている人多いかと思います。
日本デビューは何と72歳。70代とは思えない素晴らしい演奏をされてましたね。
でもアデールさんは、残念ながら2022年に天国に旅立たれました。84歳だったようです。
チック・コリアやウェイン・ショーターと比べて、ビッグネームではないので全くニュースにはなりませんでした。
なので私は、1年経ってやっとアデールさんが亡くなったのを知ったほど。
寂しい気持ちになりましたが、晩年まで活躍されてきっといい人生だったんだろうなと思います。
さて、アデールさんの演奏を一言でいうと「円熟」。
人生の酸いも甘いも知るような、限りなく優しくロマンティックな演奏をされていました。
原曲の雰囲気を最大限に活かすようなアドリブもいいんですよね。
私も見習わないとなぁ・・・。(アドリブはどの曲も同じ様になってしまいます。)
ビージー・アデールの名盤は?
そんなアデールさんのジャズアルバムですが、かなりの枚数を発表されています。
どのアルバムも本当にやさしくて、いつ聴いてもその場にマッチするような演奏です。
会話していても決して邪魔しない音楽。まさに最高のBGMかと。
で、ビージーアデールさんの名盤はやはり「マイ・ピアノ・ロマンス」「マイ・ピアノ・ジャーニー」でしょうか。
「マイ・ピアノ・ロマンス」は2010年日本でもっとも売れたジャズアルバムですしね。多くの人に支持されています。
でも私が20代~30代だったら、まず聴かないタイプのアルバム。
自分が年齢を重ねて、こういった落ち着きのあるジャズも聴くようになりましたね。
アップテンポの曲が少ないので、そこに物足りなさを感じる人もいるかと思います。特に若い人は。
なので今回ご紹介するのは、ビージー・アデールさんのライブ盤アルバムです。
ビージーアデールのライブ盤「The Real Thing」
このアルバムは文字通りのライブアルバム。
いつものまろやかな演奏の曲も多いですが、アップテンポの曲も3曲ほどありますのでアドリブを長く楽しめます。
他のアルバムはバラード中心で、アドリブ少なめですからね。
もっとビージー・アデールのアドリブが聴きたいという人にお勧め出来るアルバム。
下の動画は「ベサメ・ムーチョ」という曲で、このアルバムに収録されています。このライブを収録したわけではないと思いますが。
「ベサメ・ムーチョ」の他にもジャズスタンダードの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」というノリノリの曲も収録されています。
「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」は、個人的に「エラ・フィッツジェラルド」の歌っているバージョンも大好きですね。
他にもゆっくり目の曲も多数あって、BGMとしても間違いありません。
ライブ盤なので臨場感がありますよね。なのでいつもと違ったアデールさんの音に触れることが出来るんです。
ビージーアデールは日本の曲もジャズアレンジしてくれる
日本で人気のあったアデールさん。
日本の歌謡曲もジャズアレンジして演奏してくれています。
こんな曲もジャズにして、雰囲気たっぷりに演奏してくれるのでお勧めです。
下の動画は松田聖子の「スイート・メモリーズ」。名曲ですよね。
アデールさんは外国でライブする時は、その国の音楽に触れられて楽しいというような事を語っていたと思います。
「あら、日本の曲っていいわね。」なんて思ってくれたんでしょうか。
そうだったら何か嬉しいですね。
ジャズピアノ名盤紹介 ビージーアデール さいごに
年齢を重ねた大人の人が好むであろう、ビージーアデールさんの演奏。
私もジャズピアノのアドリブをするとき、かなり参考にさせてもらってます。
全然あんなに滑らかに優しく弾けませんが、あんなふうに弾けたら最高ですねぇ。
(アデールさんの演奏にはほど遠い・・・。)
ご冥福をお祈りいたします。ありがとうアデールさん!