ジャズピアノ歴7年くらいにして、ようやく耳コピを始めたブログ管理人のほいさです。
私の場合、耳コピを始めるのが遅過ぎたかもしれません。でも自分の場合、遅いくらいで丁度良かったのかなと最近思います。
そこで今回は「耳コピしないとアドリブは出来ないのか?」というテーマです。
耳コピしないとジャズアドリブは出来ないのか?
結論から言うと、耳コピしなくても「しょぼいアドリブ」なら出来るようになります。
「しょぼい」と言うとディスっている様に思われるかもしれませんが、全く違います。
まずはこの「しょぼいアドリブ」を目指すべきだと、私は思うんですね。初心者さんの場合は。
しょぼくたっていいんです。自分の選んだ音で歌うようにアドリブする事がこそが、最も重要だからです。
でも、しょぼいアドリブのままで終わってもダメだと思います。
しょぼいアドリブの次のステップに耳コピがある
始めは「しょぼいアドリブ」でいいんです。
過去の私も、1小節に1つのコード音を鳴らす事から始めました。たった1音です。
そこから音数を増やしたり、少しづつ自分なりのしょぼいフレーズを作って繋げていきました。
まずはこれが第1段階。
そして自分なりのアドリブに嫌気がさす時が必ず来ます。録音するとすぐにそうなります(笑)。
そこで次のステップである耳コピに入るのが、私としてはベストかなと思うんですね。
基礎練習と音楽理論が耳コピにヒントを与えてくれる
最近の私は、練習時間の8割ぐらいは耳コピに費やしています。
もちろん怠けて練習しない日もありますが。
私はあまり音感がある方ではないので、そりゃもう膨大な時間がかかります。耳コピに。
でも私が何とか耳コピ出来ているのは、何年もやって来た基礎練習とかちょっとした音楽理論のおかげなのかなと思います。
例えばイントロからして、循環コードとかの予備知識があるから「ここはDmかな~」とか分かったりします。
セブンスコードでは「♭9の音使ってるのかもな~」とか。
和音の聴き取りもめちゃくちゃ難しいですけど「もしかしてあの和音を半音で下がったり上がったりしているだけかな?」とか。
そういう予備知識が耳コピの大きなヒントになるんです。
なので、コード音とかスケールの練習したり、アプローチノート覚えたり、自分なりのしょぼいアドリブが出来るようになってから、耳コピに入った方が効率がいいと思います。
まぁ、やり方は人それぞれですし、これが正しい!と主張する気はさらさらありませんが。
こんな方法もあるよ~という事ですね。
1小節にたった1つの音を選んで弾くという勇気
巨匠のアドリブの完全コピーとかしてしまうと、そこから抜け出せないって人は多いです。
だって完璧ですからね巨匠のアドリブは。そこから少しづつ自分の音に変えていこうとか、かなり難易度が高いと思います。
過去の私もそんな無茶をした一人です(笑)。
それよりも、たった1音でも自分で選択した音を弾くという勇気ですよね。
例えばブルースだったら12小節なので、12音しか弾かない事になりますけど。
でも練習段階では誰に聴かせるわけでもないので、そこから始めるのがベターかなと思います。
これは演奏力が元々ある人には、中々出来ない事かもしれませんね。
クラシック経験者なら、難しい楽譜でも初見で弾けちゃったりするわけですから。
「今更そんなチマチマやってもなぁ~」と思ってしまう可能性があります。
耳コピしないとジャズアドリブは出来ないのか? さいごに
まずは自分なりのアドリブが出来るようになりましょう。
しょぼくてもいいんです。ジャズっぽくなくてもいいんです。私なんかずっと盆おどりみたいなアドリブ弾いてましたし(笑)。
そんで耳コピして、巨匠達はどんな風に弾いているのか、を観察していくと自分に足りない物が見えて来ます。
少しづつジャズらしいアドリブになっていくと思いますので、お互い頑張りましょう!
ではでは!