「ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ」を難しく考えてはいけない

ども、今日も独りぼっちでピアノを弾いている、ブログ運営者のほいさです。

今回は「ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ・スケール」について、語りたいと思います。

しかし、このスケールの名前は「長過ぎ&難し過ぎ」ですね(笑)。

「ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ」を難しく考えてはいけない

ジャズに出て来るスケールって、難しい名前が多いです。

実はそんなに難しいスケールじゃないのに、名前だけが難しかったりして初心者さんを困らせているケースが多いと思います。

私も初心者の頃(今も初心者かも)に「ハーモニック・マイナー・パーフェクト・・・!?」と、身構えてしまった事がありました。

「そんなパーフェクトなスケール、俺に弾けるわけねえ!」とかなり落ち込んだものです(笑)。

でも「ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ・スケール(以下HMP5↓と書きます)」って実はそんなに特殊なスケールではありません。

HMP5↓は、ただのハーモニックマイナー?

枯葉を練習する時、Am7(♭5)・D7・Gm6 というコード進行では、初心者さんの場合Gのナチュラルマイナースケールで練習を始めると思います。

(コード音から練習するよ!という人もいるかと思いますが)

で、マイナースケールって代表的なのは3つあって、枯葉ではGハーモニックマイナーやGメロディックマイナーも使えます。

なのでナチュラルマイナースケールに慣れて来たら、今度はハーモニックマイナースケールを練習する事が多いと思います

そしてGハーモニック・マイナーをD7の所で弾くとどうなるか・・・・

そう、それが「HMP5↓スケール」っていう名前になるだけなんですね。

なので凄い難しい名前が付いてますが、「HMP5↓スケール」の正体は「Gハーモニックマイナースケール」と考える事も出来ます。

スケールは始まる音が違うと違う名前になってしまいます。なので厳密には違うのかもしれませんが、そう考えると気持ちが楽になりますよね。

超簡単なハーモニックマイナー・スケールの覚え方

解決先のハーモニックマイナースケールさえ覚えてしまえば、セブンスコードで使う「HMP5↓スケール」は簡単に弾けます。

そしてハーモニックマイナーも覚えるのは簡単です。

例えば「枯葉」だったら、Gナチュラルマイナースケールの「ファ」を「ファ#」にするだけ。

枯葉はGナチュラルマイナースケールだけでもアドリブは一応出来ます。でもD7の所も「ファ」を使うとコード進行感が弱くなってしまいます。

3度の音と7度の音は、コード音の中でもとても重要な物なので、やはりD7の3度である「ファ#」は使いたいんですよね。

そしてその3度を使えば、自然とハーモニックマイナースケールになるので、とても簡単です。

「ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ」は簡単

今回の「HMP5↓スケール」というのは、特殊なスケールではありません。そして小難しいスケールでもありません。

オルタードスケールほどジャズらしくはありませんし、コンディミのような個性的で斬新な音がする訳ではありません。

まあ、マイナー進行時のベーシックなスケールと思ってもらっていいと思います。

ジャズは難しい専門用語が沢山出て来ますが、それで「なんか自分には無理かも!」と思って挫折してしまう人も多いように感じます。

でも簡単に考える事が出来る事も沢山あるので、またそういった事を記事に出来ればと思います。

ではでは!